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木霊 - 北杜夫(1975)

幽霊の続編で前作の孤独な状況から一変、倫子というあからさまな萌えキャラが登場して驚いた。ただ彼女も回想に登場するだけで主人公の前に直接現れることはなかったので彼の孤独という体裁もギリギリ守られたと言える。本編でこれだけトーマス・マンを推さ…

L'Arc~en~Ciel - Real(2000)

ラルクには凡そ生活感のある歌がない。時給800円だとかコンビニだとか屁が臭いとかそんな言葉は絶対に歌詞には出ないし、歯が痛いだの腰が痛いだのバイトサボりたいだのというような泥臭い生活者の苦悩を歌った曲は一層ありえない。その爽やかさがポピュラリ…

さびしい姫君 - 北杜夫(1977)

大団円でよかったね。自身あとがきで失敗作と語っていたが否定はできないなー。ローラ姫が可愛かったな。幼児期の舌足らずな感じが最高。ロリコンとかじゃなくて何かノスタルジックな感興が湧いてくるんだよね〜…いやホントに。それにしてもオモライコロリと…

さびしい乞食 - 北杜夫 (1974)

読んでみてからさびしい王様に内容の連続性がある完全な続編であることが判明。さびしい〜というタイトルから人生哲学めいた内容を期待している僕にとって、これは全く行きがかり上さびしいと付けただけでどこがさびしい乞食やねんと思わざる負えなかった。…

さねよしいさ子 - うてな(1993)

さねよしいさ子の4thアルバム。フォーライフからのリリースはこれが最後でこれから暫く沈黙に入る。ゼルダの伝説の大精霊を思わせるちょっと不気味なジャケットだ(笑)微妙にネタ切れっぽいが、いい曲もたくさん入ってる。寧ろ、すっからかんになった私を見…

L'Arc~en~Ciel - AWAKE (2005)

Real、smileと微妙なのが続いたがこのアルバムは凄くいい。J-POP感丸出しの顔出しジャケだが寧ろ貫禄を感じる。ギターの音も太くてかっこいい。ドラムも突き抜けるようなドライブ感があり、今作は一貫して大人ロック。yukihiro.hydeの共作New worldで最高の…

L'Arc~en~Ciel - Ark (1999)

二枚同時発売したアルバムの内の一枚。この頃のラルクは本当に凄い勢いだね。それでもGLAYの方が売れてたって聞いたことあるけど、異常な世界だね。陰のRayに対してこちらは陽のArk、まぁこのアルバムそんな陽でもないけど。このアルバムはTetsu色が強い。L'…

L'Arc~en~Ciel - Ray (1999)

シングル連発して油の乗りまくってた時期のアルバム二枚同時発売した内の片割れ。Trueよりこのアルバムの方が好きかもしれない。このアルバムはダークでムーディーなロックが揃いken色が強い感じがする。僕はkenの曲の吟遊詩人が路地裏でやってるような雰囲…

L'Arc~en~Ciel - DUNE (1993)

ラルクの1st。これはちょっとダサいなぁ(笑)まだラルクの音が確率されてない感じがする。めっちゃカッコイイリフできてんってスタジオでメンバーに披露してるような初々しさがある。

L'Arc~en~Ciel - Tierra (1994)

ラルクの2ndにしてメジャーデビューアルバム。これは名盤だ。殆どのバンドがメジャーデビュー後シングル以外捨て曲という状況にあるがこのアルバムは違う。エコバニかキュアーかを思わせるカッティングがかっちょええAll Dead、吟遊詩人的な世界観に聞き手を…

L'Arc~en~Ciel - True(1996)

ラルクの4th。外部からプロデューサーを起用し始めたアルバム。アルバムとしてはTierraの次、2番目に好きなアルバム。何と言ってもL'Arc~en~Ciel史上最高の名曲(だと僕は思っている)Flowerが収録されているのが魅力。他にもこれから長くタッグを組むこと…

安部公房 - 砂の女(1962)

驚いたのは砂の女というのは抽象的なイメージではなく、実際に砂の穴の中で暮らす女だったこと。いい話だった。反復の生活。人間の幸せはどこにあるのかと考えさせられる。正直僕は羨ましく思う。住居に多少難あるものの、従順で甲斐甲斐しく世話してくれる…

北杜夫 - さびしい王様(1969)

これを受け入れた編集は誠に寛大であるなぁと(笑)まぁ、面白かったけど。どうしてこんないい加減なことな事が書けるのだろうと思った。そんな中にも童話と称してるだけあり、自分みたいなアホにも至極わかりやすく社会的なことが書いてあって勉強になった。

北杜夫 - 天井裏の子供たち(1966)

短編5編から成る御本。最初天井裏の子供たちってタイトルから何となく虐げらた子供達のセンチメンタルでファンタジックな話かもしれないと期待したが、全然違って天井裏で忍者ごっこに興じる男の子たちの現実的な話であった。別にそれでも良かった。【もぐら…

スピッツ - ハチミツ(1995)

スピッツは初期が良い。特にアルバム2枚目までは全部良い。この辺の売れてからは商品って感じが強すぎる。等身大の自分だけの歌って感じがない。恐らくアレンジをプロデューサーに任せたり、プロデューサーの移行でもっと高いキーで歌った方が良いという指摘…

Plentyプレイリスト

僕が考えるplenty像に当てはまるプレイリストを作ろうと思ったんだが、拝啓。皆さまやっぱすげえな。改めて名盤だ。完全に異質だわ。理想的な僕の世界もちょっと落ちるけどやっぱ別物って感じ。つーことで今回はそれ以降の曲の中から選んでみた。01.心には風…

大江健三郎 - 性的人間(1963)

3つの短編からなる短編集。性的人間は全2章からなる短編だが、第1章は反社会的な奴らによるかまいたちの夜って感じで、これがサウンドノベルかなんかだったらニコニコ動画に上がってネタにされそうな親しみづらいキャラクターが滑稽だが、第2章がやばい。痴…

北杜夫 - 奇病連盟(1967)

下らない話である。まぁ面白かったけど。主人公の名前が若干読みにくい後半まで武平(ぶへいと読む)をたけひらと読んでいた。北杜夫は意外と設定を詰めるのが下手である。クプクプの時の島だってそうだし、今回の奇病にしたって具体的な内容となると平凡で…

きもの - 幸田文 (1968)

こうだあやと読む。衣服がお話の中で大事な要素なので和服についての知識が無いと想像が難しい場面も、まぁ勉強だと思って。母親が死ぬまではすごく面白かったんだけど、その後は登場人物が減ってきてちょっと寂しかった。小説にしては心理描写があっさりし…

XTC - Drums & Wires (1979)

XTCは聴くの初めて、ちょっと面白いけどあんまロックやとは思えなかったな。このバンドはあまり人間性を重要視してない気がする。その人が持つ癖や嗜好、繰り返す修練によって獲得し決定してしまった感覚、習慣。僕はそれを一番見てるんやけど。

スターオーシャン3 ディーレクターズカット (2004)

BGMがうるさくてボイスが小さい、音量調節できないのが残念。戦闘が全く理解不能。ダンジョンも広すぎ。キャラ可愛いし、ストーリーも面白かったんだけど肌に合わなかった。序盤で断念。

北杜夫 - 楡家の人々・下 (1964)

いやー、長かった。しかし、素晴らしかった。ここにはフィクションではあるが能う限り精巧に再現された運命があって、そこに生きた人たちの確かな人生が記されていた。熊五郎や米国のような自分を正当化することに命をかけてるクズが出てくるのが北杜夫の一…

ART-SCHOOL - 14souls (2009)

アートではあまり好きじゃないアルバムだったんだけど、久々に聴いたら結構良かった。なんというかアートスクールじゃなくてどこぞの国の新人バンドのように聞こえた。表題曲の換えたての電池みたいな新鮮さは良いね。イルマティックベイビーで得た肉体的な…

北杜夫 - 楡家の人々・上(1964)

「にれけのひとびと」と読むのだが僕はなぜかずっと「これけのひとびと」だと思っていた。著者の初の長編小説「幽霊」のような純文学的な趣もありながら、エッセイ等で発揮されるユーモアも同時に兼ね備えている怪作。これだけアクの強い人物を出しながらギ…

Aphex Twin - Drukqs (2001)

一部では最高傑作と言われるこの作品だが、僕はダサイと思う。ドラムンベースは打ち込みにより人力では不可能な高速ビートを刻み、ビートをリズム楽器ではなくリードギター的なカッチョイイ存在として扱った音楽だと理解している。しかし、このアルバムのビ…

Melvins - The Maggot (1999)

三作連続企画盤第一弾、ばりばりヘヴィアルバム。全曲二分割にされた仕様はメルヴィンズの韜晦のようなもの。古典的というか、ブラック・サバスとかドゥームとかいうのはこういうもんだっていう教科書みたいでつまんない。ボーカルも声作ってる感じ、曲の繋…

Melvins - The Bootlicker (1999)

三作連続企画盤の二枚目で得意の重く歪んだギターを封印したクリアなバンドサウンドを聞かすアルバム。もしもヘヴィなサウンドというイメージが成り立っていなかったら、という平行世界のメルヴィンズを少し垣間見る事ができる。結局アイデンティティのない…

Melvins - Stag (1996)

メルヴィンズと言えばニルヴァーナの兄貴分的存在として有名なバンドですが、その音楽性はグランジに留まらず初期はドゥームメタル、スラッジといったコアなジャンルに分類されメジャーデビュー以降は重みのある演奏を引き継ぎながらオリジナリティ溢れるオ…

北杜夫 - 船乗りクプクプの冒険(1962)

児童小説と言われているだけあって、簡単に読めた。大人が読んでもつまらなくはないだろう。僕は、しんどい想いをする純文学というのよりこういう方がいいなぁ。本は漫画や映画より一番実質的な経験が積めるが、これは大して実にならないけども。プランクト…

ファニーとアレクサンデル(1982)

イングマール・ベルイマン監督作。DVD二枚、5時間を越える超大作。叫びとささやき同様近代の西洋が舞台、愚かで愛すべきエクダール家の人々。まさか念力で事件を解決するとは思わなかった。お祖母ちゃんとカール叔父さんが好き。

ルナシー(2005)

ヤン・シュヴァンクマイエル監督作。セットが素晴らしかった。生肉とかジジイの咀嚼とか見てて気持ち悪くて目を背けた。ちょっとエロかった。ホドロフスキーと似た荒唐無稽な話かと思いきや、意外とちゃんとした筋書きがあり、冒頭監督が出てきてこの映画は…

富野アニメが苦手

富野アニメは複雑な群像劇で魅力的なキャラクターに溢れていて、それに比べ現実の僕は何て愚図なんだろうだろう…。アニメの彼らの方が僕なんかより遥かに生き生きしているじゃないか!僕がもしこの世界に生きてたら台詞の一つも貰えず一瞬で殺されるモブ以下…

穴 (1960)

ジャック・ベッケル監督作。脱獄は冒険だ!これから僕は「男は一回くらい旅に出た方がいい」ではなく、「男は一回くらい脱獄した方がいい」と言うだろう。三回脱獄した男がクソ有能だった。穴を掘るって男のロマンだよな。ロマン・ザ・穴掘り。最高。今はも…

ロックンロール・ハイスクール(1979)

デスレース2000のロジャー・コーマン制作。ラモーンズ出演。アラン・アーカッシュ監督作。デスレースと同じ実況者出てきた(笑)全体がラモーンズのPVだった。ラモーンズ以上に文化祭が似合うバンドはいないね。

チャイナタウン(1974)

ロマン・ポランスキー監督作。めちゃくちゃ面白かった。ロマンポランスキーは女の趣味がいい、奥さん最高。ジャックニコルソン扮する私立探偵は頭のいいタイプではないが地道に足を使い、機転が効き、狡い手を沢山使い、名探偵と頭の悪い視聴者という構図に…

ラジオ・デイズ(1987)

ウディ・アレン監督作。アメリカに住むユダヤ人家族の暮らしをかいつまんで回想するコメディ。反戦的なメッセージがある感じもするが、肝腎の笑いが微妙。なんかベタで古い芸人を見てる気分…。

福永武彦 - 草の花(1967)

バーガーナッズの草の花という曲がこの本に由来していることを知り読んだ。風景描写をイメージするのが苦手な僕には、この本は台詞ばっかりで読みやすかった。前半は爽やかなBLラブコメ(コメはないか…)に過ぎないのだが、後半のディープなこの本のテーマで…

北杜夫 - 幽霊(1956)

主人公の追憶を語る本なのだけれど、好きな本で何度か読んだけど一度も最後まで読んだことは無かったので今回ちゃんと読み切ろうと思って読み始めたのだが、最後の方になって「あれ?この本最後まで読んでるわ」と気づき、何か本の内容とリンクしてるなぁと…

The Flickers - Missing Piece (2016)

曲は過去最高の出来なのにアレンジが重く息苦しいのが本当に惜しい。new romanticsやhell divaは本来超名曲だったはず。だからこそシンプルで優しいsummer of loveらの後半の曲は認知症じみた白々しい美しさがある。

Headphone seminar - ceti(2008)

2nddemo音源。てゆーかもうやってないみたいやしデモも何もないけどね。ちょっとダサいが日本人のオタクっぽい感性を感じさせるバンド名からしてBURGER NUDSの系譜っぽくていい感じ。硬質なギターはslintとかその周辺を思わせる。ファルセットを多用する繊細…

Fiio x5 2ndgen故障……

音が出ない。まだ買って2ヶ月立ってないんやぞ。絶望やわ。こんな時、音楽と自分の間に果てしない距離を感じるわ。楽器ができたらな〜。さて、どうすっかなー。追記、何となく原因はわかってたけど認めたく無かった。だって完全に自分のせいやし。どうやら踏…

大江健三郎 - 芽むしり 仔撃ち (1958)

凄まじい怒りと悲しみに満ちた本だった。文章は美しい言葉を選ぶより猛り狂う勢いとエネルギーで書かれていた。感化院と呼ばれる今でいう少年院に入る子供たちは山奥の村に疎開されるのだが、村で疫病から流行り村人は逃げ出し、村へ通じる谷は封鎖され彼ら…

ねごと - ETERNALBEAT(2017)

ねごとの4thアルバム。めっちゃ傑作。2.3曲目がブンブンサテライツの中野雅之、7.8曲目がROVOの益子樹それ以外はセルフプロデュース。可愛いだけと侮っていたから、これだけの傑作を作ってこられて、ねごとというバントの実力に驚いた。いやー本当に素晴らし…

北杜夫 - どくとるマンボウ航海記(1960)

マグロ漁船に半年船医として乗り込んだ時のエッセイ。色んな国を巡るが旅行記的な読み方はできない。あとがきには「大事なことは何も書かずくだらいことだけ書いた」と書かれており、冗談ばかり書いてあるのだがその半分くらいは意味が分からなかった。フィ…

森は生きている - グッド・ナイト(2014)

二年前に解散しているということを知り、話題を拐ったバントがアルバム2枚出しただけで早期解散というのはクールだなと思い興味を持つ。先ず、やる気のない鼻声のボーカルがキモい。アレンジは多彩だが曲がよくない。

ヤンヤン 夏の想い出(2000)

台湾のエドワード・ヤン監督作。アジア人なのに欧米で通用するような名前って滑稽だよね。日本人で言えばアリスとかマリアとかジョージとかさ。一つの家族の偶像劇。母はいい年して自分探しに山篭り、父はその間に出張先の日本で昔の恋人と逢引、共に非常に…

テナント/恐怖を借りた男(1976)

フランスのロマン・ポランスキーというちょっとアホみたいな名前の監督作品。人の良い主人公が引っ越した先が事故物件で、出てくる人々がみんな無神経でケチだったり意地悪だったりして自分だったら絶対いやだが、他人事だからこれがかなり笑える。だんだん…

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2015)

デビッド・クローネンバーグ監督作。これは偶像劇で登場人物全員病んでるんだけど、最後はキレイにみんな片付いた(笑)ラストは歪んだ少女趣味だった、安心っちゃ安心だけど。見返したくなるようなシーンはないんだけど、舞台が現代のアメリカで何の面白み…

テツコ - エロス (2017)

待望のニューアルバム。先行公開されたエロスとクリームレモンは名曲。特にクリームレモンは世紀の大名曲だと思う。このアルバムで新たに録音されたのは5曲。コネコちゃんはテツコらしい癖になるメロディと堂々としたギターソロから帰ってくる所がカッコイイ…

プレイタイム(1967)

フランスのジャック・タチ監督作。フランスのチャップリンという話だけあって、字幕をつけてもほぼ無声映画のようで意味がなかった。監督がほぼ全ての俳優のパントマイムを支持したというのがすごい。おかげで全ての人物がプログラミングされたように動く。…