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永遠の語らい(2003)

マノエル・ド・オリヴェイラ監督作。可愛い娘と綺麗なママがパパに会いに行くついでに旅行しながら歴史について語りまくる。時に視点はブルジョアのおっさんおばはんに代わってそのままの小粋な会話を交わす。基本的にそれだけの何気ない映画だが、(ラストは…

People In The Box - Talky Organs (2015)

一発聴いてのパンチは弱いけど、ピープルの場合あまり既聴感のない新鮮な音がいつも聴けるので楽しい、すげぇ独特の音楽だなぁと思うと同時にピープルだなぁと思う。もう完全にカラオケ文化とかロックシーンとか言うものから距離をおいたな。それでも成立す…

やまだ紫 - Blue Sky (1992)

やまだ紫の漫画を男友達に見せたらお洒落系と揶揄されて少々気分を害した。彼女の作品には気持ちを掻き乱される物があり、それはとてもエモく引き込まれるものだ。これ以上写実的でもコミカルでもいけない絶妙なバランスの絵なのだ。決して雰囲気だけの漫画…

エレファントカシマシ - エレファントカシマシ5(1992)

このアルバムでは一般的な会社勤めの男の亭主関白気味でちょっと古風な家庭を中心にした、細やかな幸せと鬱屈が描かれている。だが果たしてこんな家庭や暮らしが本当に今の日本で(アルバム発売当時でも)実在するのだろうか?それは否で何故なら、宮本という…

People In The Box - Wall, Window (2014)

前作のシンプルながら歌のよさを追求した路線を更に推し進め、印象的なフレーズなども随所に盛り込み良質のポップス集として纏め上げたアルバム。若手バンドには作り得ない塩梅が素晴らしい。自分達だけでこんなに完成度の高いポップスを作り上げるアレンジ…

People In The Box - Weather Report (2013)

21曲の楽曲を1トラックに収録した作品となっている。この仕様にはめんどくささしか感じないが、曲はどれもすごく良い。どれがどの曲なのか分からないのでどれがどうだとは言えないのだが、これまでの複雑な曲構成がすっきりシンプルになったのが良い。シンプ…

People In The Box - Ghost Apple (2009)

全七曲を一週間に準えたコンセプトアルバム。これを聴くと前作は曲の纏まりが良すぎ演奏の熱量に欠けたきらいがあり、そこをうまく補完したアルバムになったなあと思う。やっぱりこの辺が全盛期なんじゃないかなぁと思う。これ以降なんか凄いことなって(旧市…

People In The Box - Bird Hotel (2008)

このアルバム高校上がりたてくらいのなんの知識もない頃、偶然入手して暫くお気に入りだったんだけど、今聴いてもすごく良いな。マスロックに影響を受けたっぽい曲はちょっと風変わりで飽きがこないしそれを自然に聴かせるセンスが良い。メロディもすごい良…

ふくろうず - ベイビーインブルー (2015)

駄作を連発したがここに来て巻き返しに成功したと思う。砂漠の流刑地までのバンドサウンドからポップス志向に切り替わってそれがやっとここで結実した。これまでのアルバムではバンドであることが枷になって曲の魅力を邪魔していたように思うが、このアルバ…

ふくろうず - 砂漠の流刑地 (2011)

砂漠の流刑地グルービーでかっけえなぁ。ジャケのイメージ通り若干サイケデリックで起伏が少ない洋楽っぽいメロディのライブ栄えしそうな曲が多い。バンドっぽさが増してその分内田万里の歌のエモさは薄れてしまったのが残念だがそれでも良いパワーポップア…

ふくろうず - ごめんね (2010)

セカンドアルバム。ごめんねは超名曲。左耳反響するごめんねの後のギターエモ過ぎて反則。意識して爽やかで疾走感のあるギターポップを増やしてきたなって感じがして、全体的には前作の方がエモーショナルで良かったなと思う。ゆったりした曲の方が気持ちを…

ふくろうず - ループする(2010)

ファーストアルバム。ふくろうずは僕の印象では女性が女性らしいままロックをやっているという感じでそれがとてもカッコいい。そういうバンドっていそうでいない。みんなロックをする時は男の真似をしたり、ロックになってなかったり、ロックという表現方法…

森は生きている - グッドナイト(2014)

これは名盤だ。先ず、イントロのプレリュードという曲からしてメロディが極上で深淵な世界に誘われる予感がする。そして、その予感は二曲目で早速確信に変わる。いつの時代かわからないファズギターと気の遠くなるメロディが最高にサイケデリックでカッコい…

森は生きている- 森は生きている(2013)

邦楽洋楽問わず最近の昔の音楽を再構築して洗練した感じのバンドには猜疑心バリバリで聴かず嫌いというか、だってたかが知れてると思うしつまんないのは目に見えてる。でもこのバンドはそういうやつらとは根本的に違うと思う。端的にはアルバム2枚出して解…

スピッツ - ハチミツ(1995)

インディゴを聴いてもしかしてと思ったんだがやはり、前聴いた時は確か酷評した気がするけど、今は逆に名盤くらいに思ってるんだから不思議にして、何とも頼りない糞感性よの~。何がダメだったのか分かりません(笑)。いつも思うけど好意的に受け取らないと…

すいか(2003)

木皿泉脚本作品。テレビドラマが実は結構好きで昔はよく見ていた。その中でも特別好きだった野ブタ。をプロデュースとセクシーボイス&ロボが木皿泉という人物(その実態は和泉 務と妻鹿 年季子夫妻の共作ペンネームであった)の脚本であるということが分かり、…

大江慎也 - THE GREATEST MUSIC (2006)

最初のギター聞いた瞬間最高だった。ルースターズのアルバム含め一番良いんじゃないかと思う(全部聴いてないけど..)。メンバーの円熟味のある演奏が最高。シンプルなロックでこんだけ奥域を感じさせるのは流石。それだけでなく大江慎也はロック特有のスリリ…

町田康 - 人生パンク道場(2016)

小説家、パンク歌手の町田康による素人人生相談本。面白かった。全部知恵を搾りユニークな角度から解答しているが、興味関心のある質問に対しては真摯に答え、どうでも良い質問には笑いで返しているように思えた(笑)。世の中には色んな悩みを抱えて人は生き…

カルロス(2010)

オリヴィエ・アサイヤス監督作。 5時間半に及ぶ超大作。実際のテロリスト、カルロスことイリイチ・ラミレス・サンチェスを元に作られた映画。政治やテロに関心はなかったが十分に楽しめた。そもそもこの映画には政治的メッセージや意図は込められていないと…

青い沼の女+中・短編集

実相寺昭雄監督作。ウルトラマンの脚本等で有名な人らしい。-青い沼の女-映画ではなくVシネ。面白かったけど、やはりVシネという限られたわくに収まるもので話の内容を分かりやすく伝えるべく確立された手法を用いた効率的なものだから、何度も観たくなるも…

ルシアンの青春(1974)

ルイ・マル監督作品。田舎者のガキがゲシュタポになって調子こき出す話。人んちに入り浸ってふんぞり返ってるのが気に入らんが不器用すぎて憎めない主人公。焼いたウサギのキモさ(笑)ババアがすげえ良い味だしてる。面白かった。

S.O.B - What's the truth (1990)

デスメタルを取り入れた二枚目のアルバム。もっとドロッとしていて重く早くってボーカルの思想からして単純明快。かなり頑張ってデスボイス出してる感が伝わってきて、B級っぽいというか、好意的にとるとメタルの暑苦しさを感じさせないというか、これはこれ…

S.O.B - Leave Me Alone (1986)/Don't Be Swidle(1987)

前聴いたときはあんま良いと思わなかったんだけど最近すごくカッコいいと思うようになった。男の子の音楽だなーと思う。ギターリフはカッコいいんだけどその後の怒濤のスピードについていけず何だこれってなってた、夢中でやってるからこっちも夢中で聴かな…

コード・アンノウン(2000)

ミヒャエル・ハネケ監督作。問題作ファニーゲームの後はどんなのがくるのかと思ったが、前々作21フラグメンツによく似た作品だった。まあ、好きなんだけど。監督は緊張感とヒヤッとさせる映像を撮る天才だな笑。プールのシーンでは子供が落ちると思ったし、…

たんぽぽ(1985)

伊丹十三監督作。挑発的な導入からしてユーモラス。登場人物全部漫画みたいで楽しい。くっそ旨そうな飯。こんなん見せられたら堪らん。こっちは安いミニドーナツにレモンティーで鑑賞してるというのに....。グルメ乞食は美味しんぼの元ネタかな?大滝秀治こ…

グロリア(1980)

ジョン・カサヴェテス監督・脚本。恐い顔のいい年して目玉焼きも作れないギャングのオバハンと組織に狙われたスパニッシュのガキの逃走劇。最初はやっかいごと押し付けられたって感じのオバハンと身の危険を感じ必死にすがるだけのガキ、一緒にいるうち段々…

VERSUS (2001)

北村龍平監督作、日本のアクション映画。B級感半端ない(笑)スゲェカッコつけてる(笑)ストーリーのしょうもなさはさておき、アクションシーンが超イケてる。緑のシャツの人の動きめっちゃおもろい。拳で頭ぶち抜いて穴から歯が覗いてるのとか最高。ラストは意…

HARRY - FOR NO ONE(2004)

元ストリートスライダーズのハリーのセカンドソロアルバム。一曲めのサビが何かアートスクールっぽいなと思った笑。ハリーのソロに関してスライダーズから蘭丸を抜いた感じで寂しいという意見があるが、しっかりしたバッキングがあるから僕はこのスカスカ感…

ストリート・スライダーズ - WRECKAGE (1995)

めちゃくちゃカッコいい。スライダーズ格好いいってなるまで時間かかったな。最初に聴いたのが天使たちでそれが微妙で、次に二枚組ベスト聴いて初期音悪いな~と思ってあんま聴かず、HARRYのソロをYouTubeで聴いてやっと、何これ!?めちゃくちゃカッコいい!…

トリコロール 赤の愛(1994)

クシシュトフ・キェシロフスキ監督による「 トリコロール」3部作の3作目。三部作を順番通りに観ないのは気持ち悪いのだけどこれしか置いてなかった。完璧な作品だった。何気ない話だが惹き付けられ、透徹した哲学を感じる。自然光を大事にしてて、きっと時間…