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The Flickers - UNDERGROUND POP (2015)

★★★★★ 音楽
僕にとって最近のバンド(メジャーシーンで活躍してる人達限定)でもThe FlickersとThe Cabsはガチなんだが(どっちも解散した(泣))、そんなこと話せる友達もいないのでここで書く。メジャーデビューアルバムであるこのアルバムはフリッカーズが作り続けてきた音楽の一つの到達点であると思う。一見愚直なパンクに聴こえるがその一つ一つの音は綿密に練られている(youtubeのスタジオライブをみると分かりやすい)。そういう素晴らしい考え抜かれた音の群れをを一所に感じられることは最高に贅沢な時間に思える。そういうバンドにはワインみたく豊潤という表現を使いたくなる。スタジオライブをみててKEXPみたいだなーと思ったんだが、それに出てる洋楽バンドより全然良いと俺は思っている。フリッカーズがあまり売れなかったのは正直バンドの熱量に客がついてこれなかったというのと音楽性が高度過ぎたのではないかと思う。俺も初めてNWとか何の予備知識もなくエコー&ザバニーメン聴いた時、何なのかよくわからなかったし、それと一緒なのだと思う、下らないバンドで氾濫している日本のメジャーシーンからそんな豪速球飛んでくると誰も思っていないから対応できなかったのだ。場違いというより日本の音楽シーンの未熟さを呪うべきだろう。そうした高度な音楽性という真実と求められる軽い音楽そして彼らの男子校みたいなキャラクターが噛み合ってなかったというのも一つの要因だ。そういう点から言ってもバランス感覚にやや見劣りするところがあるので優れたプロデュースがついていれば名盤になっていたと思う、このアルバムにしても熱血過ぎる。プリンスとかボウイとかが聴衆に合わせる事なく高次元の芸術を排出し続けた
よう安島くんも自分たちの音楽を芸術と言い切っていた。フリッカーズは軽い感じでも全然聞けるポップスには仕上がっているがそれだけではない。似たジャンルで、テレフォンズやサカナクションダンスロックの間口を広げてくれた、自分達はその先を提示したいと言っていたが今はその意味がよくわかる。