ミートイーターズ

レミング

まだ気違って進む この世の果て 逃げ切れそうもねえ
 
どこまで逃げても血は流れるんだろ 早く気を失っちまおう
やけに暗いのは目でも潰れたんだろうか どしても最後は狂うんだ
 
駄目だもう帰ろう やれねえ 頼むから
どうせなら降れば 空はもう潰れそうに低い
 
骨を削る 楽なわけねんだぜ 足下にゲロ 手遅れて牛のよだれ
 
水槽(耳コピ)
かじかむ指の先を確かめ 流れる水の中は冷たい
もうそこから出てしまえば もうそこで消えてしまえ
 
何処にも着かず 息を止めたままで
逃げ切れず沈む ひび割れてくたびれた頭で
 
動かないままで変わる
 
下も見ず跳べば 何か残る
ただ息が切れそうなだけ その距離の遠さに
 
足下に水たまり 空が映る
ただ息が切れそうなだけ その距離の遠さに
 
風に吹かれて砂は目の中へ
 
世界が糞なのは自分自身が糞だから
うんざりするほど当たり前のことさ
笑うしかないなら大笑いでもすれば
どうしよもないなら首でも吊れば
 
なんか大事なことを忘れちまったんだろうか
別に構わないさ
さっきより 昨日より 去年より 産まれた時より
ずっといい気分さ もう覚えてないけど
 
しくじってばかりでもそれがどうしたってもんさ
知らねえよ 忘れたよ とぼけて
 
何か良い日だ 終わりを期待することがあるのか
もういいさその時だ もうどうでもいいことになっておしまいだよ
 
くるみ
靴底にへばりついた真っ黒の 剥がれない記憶のシミ
頭ん中に転がる脳みそがクルミになる
どこまでも縮んでくんだぜ
 
好きにやるつもりだったろ 救えねえ
 
生きんのはただ生きるんだ
痛むのがただ痛むんだ こんな日にも
そしてふいに 忘れてた事につかまって
痛みが引くのばかりを待ってる
 
好きにやるつもりだったろ 救えねえ
 
鼻を突くにおいで 最後の樹が燃える
クソ食らって笑うんだったっけ
 
そして 吐く言葉はどれもしょうもねえ
タダで手に入るものはねんだぜ
 
好きにやるつもりだったろ 救えねえ
 
鼻を突くにおいで 最後の樹が燃える
クソ食らって笑ってもオチはねえ
 
泥棒
硝子のない窓 水のない川
浮かんだ魚が死ぬのを待ってる
 
靴の中の小石 空を埋める星
投げ出したままの手の 勝手に動く指
 
盗んだものみんな 在るべき場所へ
戻して もといた場所へ帰ろう
 
誰にも見られず 少しずつ進む時計が
狂ったままで止まる
 
血の赤 海の青 泥に溶けるまま笑う
もう灯は消え 何も見えなくなって ただ息を切らす
 
バス
とっくに誰もが 気付いてる
知っててどうにか 付き合ってる
 
わかってる でまだ わかんねえまま
そこで静かに熱をもって 着かないバスを待っている
バスはもう来なそう でバスは来ねえ
 
とっくに全ての 毛布に
誰かが針を仕込んでるんだ
 
わかってる でまた 見失ったまま
そこで静かに熱をもって 着かないバスを待っている
バスはもう来なそう でバスは来ねえ
 
あらゆる手と あらゆる罠
あらゆる間違った 問いと解
あらゆる目と あらゆる場所
あらゆる手と あらゆる罠
 
白く濁った犬
賞味期限切れだ そんなもん食えねえよ
腹へりすぎたし もう何も食いたくねえ
左から右に目玉が滑っていく そこに何がある いつまで生きられる
全力疾走で最初から最後まで どうせ間違いなら笑える方がまだまし
 
何をするって どこに行くって いつまでだって どこ見てたっけ
誰がいたっけ 何の話してたんだっけ
 
死ぬまで分かんねえ 死んでも分かんねえ
死んだら分かんねえ ちんたら変わんねえ
なんか気が狂いそーだ バカくせえ みんなかわいそーだ 
何かに似てる気がする そーだ 白く濁った目の犬
 
諦めわりい ハエがたかり 腐りながら 中身もなく
息を殺し まだ生きてる 何も出来ねえ
 
眩しすぎて 乾いた目で 何も見えねえ 何も知らねえ
息を止めて死ねるんだって ははそりゃ何だ
何の話してたんだっけ どうせ全部間違ってんだ
殺してくれ バカげた歌 どうでもいいさ
 
天井
起こさないでくれよ まだ寝足りないんだよ
邪魔しないでくれよ まだ寝足りないんだよ
 
用事なんかあったっけ どこにも行かないぜ
電話なんかもう捨てた 寝たきり老人さ
 
若さもねえ やる気もねえ 結局こんな調子
 
目が覚めても起き上がらない
目が覚めても天井を見てるだけ
 
まだ寝るよ まだ眠い 目が覚めなけりゃ満足さ
 
目が覚めても 起き上がらない
目が覚めても また寝るだけ
12時間 16時間 20時間 24時間
寝るだけ 死ぬまでこんな調子 イェー