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北杜夫 - あくびノオト(1961)

★★★★★
エッセイと小説の短編集。短編は四本ありどれも短いが傑作。第三惑星ホラ株式会社はエッセイと思いきや空想が展開していくユーモアたっぷりの自称私小説(笑)、少年と狼は童話っぽい感じでこういう子供の無垢な視点を描くのがこの人はすごく上手い、彼は新しい日記帳を抱いて泣くの白痴の患者に対する自己憐憫的な優しさが心地よい、活動写真は哀愁と滑稽味のある男がいいし良く出来た話だなーと思う。色んなタイプの話が書けて多才だなー。北杜夫は基本自虐ネタで誰も傷つけないから好きだ。