読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

きもの - 幸田文 (1968)

こうだあやと読む。衣服がお話の中で大事な要素なので和服についての知識が無いと想像が難しい場面も、まぁ勉強だと思って。母親が死ぬまではすごく面白かったんだけど、その後は登場人物が減ってきてちょっと寂しかった。小説にしては心理描写があっさりしていて、礼儀作法や人付き合いの秘訣等、実用書に近い印象。るつ子が和子の家を訪れた時の会話が素敵で、こんな風に上手く自分の気持ちを言葉に出来たら互いに誤解が無くて良いよなーと羨ましく思う。僕は平生給仕の女性に対してお姉さんと呼びかけるのは失礼であると感じていたのだが、同じことが言及されていて嬉しかった。男女問わず店員さんとでも呼ぶべきだろう。すいませーんでもいいし。