安部公房 - 砂の女(1962)

驚いたのは砂の女というのは抽象的なイメージではなく、実際に砂の穴の中で暮らす女だったこと。いい話だった。反復の生活。人間の幸せはどこにあるのかと考えさせられる。正直僕は羨ましく思う。住居に多少難あるものの、従順で甲斐甲斐しく世話してくれる嫁と他人に気兼ねすることのない単純労働そして金銭に煩わせれることのない生活。理想っちゃ理想っしょ。今なら募集すればナンボでも人集まるんじゃない?しかし、この人の文章自体はあまり好きじゃないな。横道にそれまくるし例え話がなんか独り善がり。主人公の脳内会議とかいらんから、もっと女とのイチャラブを見せろと言いたい。