母の影 - 北杜夫(1994)

この本は北杜夫氏の母上について語られた自伝的小説。この本を読んで氏は人物及び舞台設定にも自らの経験を大いに盛り込んでいた事が分かった。てゆーかそのものである。母は幽霊に出てくる母であり、楡家の人々の龍子であるのだ。僕は楡家の龍子のファンなのでこの本は非常に楽しく読めた。この本は幽霊、楡家を読んだあと総括的に読むべきであろう。想像に難しいが、親の死に目に会えないってのは相当な後悔を呼ぶんだろうなぁ。これでやっと家に積んである本を消化できた。僕は本を集めるのが好きで読むのは嫌いなんじゃないかと自分を疑ったがまぁ正直そのようなものだ。しかし、ほっくり返してみるとまだ数冊読んでない本があったのでまだ読まないとならないが、とりあえず怒涛の勢いで読み続けたのはこの辺で一旦終了。どうでもいいが僕は文庫本の恐らく付箋の用途で付けられているあの紐が大嫌いで、読んでる最中紐がぴろぴろしてたら邪魔で仕方がないので切ってしまう。あれいるか?これはもし売るとしたら査定に引っかかるのだろうか。