霧の中の風景 - テオ・アンゲロプロス(1988)

タルコフスキーと同様に静かな映画を撮る監督として語られていたので心配したが、こちらはすごくわかりやすかった。ゲームみたいに次々イベントが発生し、別に静かじゃないし。子供が主役ってのが好きなだけかも。暗い色彩感覚がクシシュトフ・キェシロフスキと似てると思った。子供の二人旅なのに食料や寝床はどうしているのかとか、現実的な問題は省いて二人が旅先で何を見るかに焦点を絞っていて喜劇的で哀愁を含んでいて幻想的でさえあり、良い。てゆーかめっちゃFF9っぽくて可愛らしい。かと思えばおっさんにレイプされたり、売春かまそうとしたり(少女を前にした男の葛藤は面白かった笑)。完全に無垢な世界というわけではない微妙なさじ加減。素晴らしい。これは拾いものだ。なんか途中かかったホラーズと声が似たサイケロックがカッコイかった誰なんだろう。監督の解説映像を見たが、監督はこれを自分の子供に見せる為に作ったそうだ。まともそうな人だったが流石にこれを子供に見せるのは頭おかしいと思った笑。少なくとも日本では。