セブンス・コンチネント(1989)

ミヒャエル・ハネケ監督、長編映画デビュー作。
カメラは固定され撮りたいものを角度もつけずど真ん中に据える無機質な映像。なんの変哲もないと言ってもいい家族が、原因不明のまま心中自殺に至るまでを追う内容。家族が感情的でなく事務的に心中に至る凄惨さを演出していく様はシュール。破壊フェチ(?)は必見笑。その破壊は執拗で、致死量の薬を飲んで虫の息である人間の呼吸音など結構キツイ内容である。インタビューで監督が「説明は卑小化させる行為の持つ力を」と語っていたのが印象的であった。モテそうなジジイだった。