ロード・オブ・ザ・リング

前からちゃんと見ようと思ってたのだが、谷山浩子も推してたのでノンカット版三作観た。原作小説は全てのRPGの元になっていると言われる名作で映画も勿論面白いんだけど、惜しい作品だとも思う。それは僕がこの映画にRPGを求め過ぎたからそう思うのではないか。というのもこの映画が本当にRPGなら間違いなく糞ゲーであるからだ。順を追って説明すると最初雑魚メンバーで村を旅立っていきなり強いやつ出てきて負けイベント発生して気がついたらエルフの森で使命を受けて選ばれし九人で本当の旅が始まり、やたら強いなと思ってた味方の魔法使いがイベントで死ぬ、、、ここまではよく分かる。RPGのセオリー通りだ。しかしここからが分からない。旅の一行は何やかんやあってまた一人死んで、雑魚二人は敵に連れ去られ、パーティはそれを助けに行く組と使命を果たす組に別れるのだが、このパーティわけが全く納得行かないのだ。あろうことかどうでもいい雑魚をパーティの主力メンバー全員が助けに行って、主人公と雑魚の二人で使命を果たすことになるのだ。

なんでやねん!と思わずツッコミを入れてしまう。絶対無理やん!と。誰か一人でも来いよ!と。(この流れに何か納得できる筋があったとしても、これをゲームとして仮定した時のプレイヤーの気持ちである。)まぁ、そう焦らせといて主人公パーティに頼りになる新キャラ加わんのかなと思ったら、敵か味方か分からんきっしょい非戦闘員が加わるだけなのだ。再びなんでやねん!とツッコまずにはおれないだろう。一方、助けに行った組は派手な戦闘があったり死んだと思った魔法使いが現れたり操られた王様をもとに戻したりその姪っ子といい感じなったりイベント盛りだくさんなのだが、正直主人公がいないとこの話なんてどうでもいい。その頃主人公達はエルフの森で貰った焼き菓子を毎日少しづつ食べながらきっしょいのに騙されたり敵にビクビクしたりひもじい地味で心許ない旅が続く、、、俺なら心折れる。こうなれば早くみんなと再開するしかない。聞くとこによると仲間たちは王様や死んだ仲間の弟さん達と手を組んで着々と戦力を増やしているそうじゃないか。もう仲間と再開できることだけを励みに頑張るが、結局最後まで仲間とは離れ離れのまま旅は終わりを迎える。何やねんこの糞ゲーと。この映画をRPGだと思って、主人公に感情移入して観ていた人はきっとそう思うだろう。振り返るとみんなと旅してた第一章が一番面白かった。この感想は僕が勝手にこの映画をRPGフィルターを通して見ていたから抱くもので、映画として物語に何らおかしいところはないのだ。後、残念な点を2つ挙げれば戦闘が何してるかよく分からん所と可愛い女の子が一人も出てこない所だ。戦闘シーンは全てが敵味方入り乱れる大混戦で顔はよく視えないし、敵が多すぎて一人の活躍が戦局に影響を与えるのかと考えると虚しくなる。レゴラスだけは弓矢だからカメラを引いているので見やすくやたら強いなという印象を受ける。そしてこの映画本当に色気がなく10時間最後まで見たけど結局イライジャ・ウッドが一番可愛いかった(笑)