藤異秀明 - 真・女神転生デビルチルドレン

児童誌のベルセルクの異名を持つ作品(笑)。昔、自分が小学生だった頃、GBソフトと共にアニメもしたりプチブームになったデビチル。その頃この漫画もボンボンで読んでいた。当時は中二病という言葉もなかったしそのグロさが只々衝撃でアニメとの違いに戸惑いつつも何かすごいなぁと思っていた。今改めて読むと全五巻という短い尺を駆け足ながら書くべきところはちゃんと書いていて頑張ったなぁと思う。アニメやゲームと全く違う展開が面白く、戦闘演出が優れていて(特にマーブルランドの戦争が面白い)、もうちょっと長い尺を与えてあげて欲しかった。特にナガヒサがアキラの鉄雄みたいになったとこは面白かったのでもっとちゃんと見たかったなぁと思う。しかし、パートナーを差し置いて主人公自身が戦い過ぎるのは良くない。少々なら構わないが、最後ドラゴンボールみたいなってたしそこまでいくと強力な悪魔を従えて召喚して戦うっていうコンセプトからズレまくりで興醒めだ。後キャラが狂気的過ぎて感情移入できない。主人公にしても喧嘩で負けた奴らをいつかブッ殺すとか言ったり、熱にうなされながら高城ゼットに私怨を爆発させて地の果てまでも追いかけてやる!とか言っているシーンはハッキリ言って異常で主人公にあるまじき執念深さだ。まぁそういう所は児童誌という所を除いても作者の異常さが反映されていて面白いところでもあるが。後、ヒロインが全く可愛くない、寧ろ恐い。エレジーの方が魅力的で主人公とのキスシーンもあるしよっぽどヒロインしていた。後、作者の狂気的性質を最もよく反映していて高城ゼット(覚醒後のマイナーチェンジはNG)、この二人がこの漫画のMVPだろう。