ナイトメアー・ビフォア・クリスマス(1993)


f:id:simenawa2000:20180619140420j:image

ヘンリー・セリック監督作。同監督のストップ・モーションアニメ「コララインとボタンの魔女」が大層気に入って、あっこれ同じ監督なんだと思って観てみた。

あらすじとしては、毎年繰り返されるハロウィンにマンネリを感じていたハロウィンタウンの人気者、カボチャの王様ジャック。そんなジャックがクリスマスに感銘を受けて、サンタを拉致ってクリスマスを乗っとてしまう。それが、失敗して反省してサンタをハロウィンタウンの悪者ブギーから助けるってお話なんだけど、これ子供が観たらストーリー理解し辛いんじゃないかな。

先ずジャックの目的が解りづらい。ジャックは悪気はなくて楽しいクリスマスにしたいって気持ちは同じなんだけど、ハロウィン(恐怖のお祭)の王様だから「楽しい」の感覚がズレてんだよね。そのズレが面白いんだけど子供にはそれが理解できなくて、ジャックが唯の悪者に見えるんじゃないかな。まぁでも、ヘンリーセリックのアニメは最高だから、分けわかんなくても滅茶苦茶面白いって思うんだよ。キングダムハーツ2でこの作品の世界観を味わった人も多いと思うが、再現度滅茶苦茶高いんだよね。あのワールドがあれだけ完成度高いのはヘンリーセリックが作り込んだ世界があるからこそだと思う。

こういう子供向け作品では主役=良い者って発想が当たり前なんだけど、この作品では主人公の方が常識外れなイカレタ感覚を持ってるっていうのが凄くひねくれてる(善意で子供に生首をプレゼントしたり)。それがハロウィンっていう題材の中で自然に受け入れられて浸れる世界になってるのがすごい。これは子供の頃観たことあるって人も大人になってから見直して欲しい作品。