Castor - Tracking Sounds alone(1999)


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アメリカのインディバンド、キャスターの1stフルアルバム。先に発売されたミニアルバムに比べ微妙かなと思ったんだけど、このアルバムもヤバイ。「リフ繰り返し過ぎんよ〜」と思ってたけどグルーヴが強靭になっているので酔っ払いみたいに身を任せるととても良かった。一曲取り出してこれが良いってより全部が一つの組曲のような感じがして、遅効性で気付いたら毒が全身に回ってるって感じのアルバム。

短い活動期間の中で違うタイプのアルバムを二枚作って、やりたい事凝縮して解散ってもしかしてこの人たち凄いんじゃね?と思ってしまう。彼らの音は徹底して、カッコいいとか美しいとかエモいとか単純な印象を残さない。でもそこにちゃんと歌があってリフがあってグルーヴがあるから凄い。こんな不定形な位置を目指して突き進んでいけるメンバーのフィーリングが異常である。しかし、実際飽きずに何度も繰り返し聴けるのだから彼らは間違っちゃいなかったのだろう。「飽きない」ってのが彼らのキーワードだったのかもしれない。カッコいいとか綺麗なだけじゃいずれ飽きがくる。ずーっと浸ってられる完璧に閉じた音楽を彼らはやりたかったのかも知れない。まさにTracking Sounds alone!