ロング・グッドバイ(1973)


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ロバート・アルトマン監督作。やっぱいいわロバート・アルトマン。男臭くて破滅的な雰囲気、これは正にロックンロールですわ。そん中で常にユーモアを欠かさないところが洒落てる。マジキチヤクザほんま面白い。主人公のキャラもいいんだよなぁ。俳優の顔も良くて絶妙に3枚目で渋い。相手の思考を読み付け入る隙を与えないそんな賢さが魅力。単純な善人でないのもいい。

探偵が殺された友人の事件の真実を追い求める話なんだけど、その中の物語の1つのエッセンスでしかないがアル中の孤独とかもすげーリアルに描いてるんだよな。それが物語に深みを与えてる。登場人物がいちいち狂ってる。いや、狂ってるようで全部理解出来るっていうリアリティをキャラに与えるのがこの監督の凄いとこ。どこをとっても面白いと思う。イマイチ知名度が低いのはそういうキャラとかセリフとか音楽とか細部は作りこんであるんだけど、全体の印象がぱっとしない。どういう話?って聞かれると説明しづらい、または説明しても興味を引かせるのが難しいのが原因かな。でもこの人の映画はこれでいい。人と映画の話しをする為に映画観るって人は観なくていい。映画自体と会話したような感覚を求めてるそういう人だけ見ればいい。